2010年12月1日水曜日

■人間のロマンが「心を癒し病を治す」-篠塚和典物語⑩

長嶋監督と篠塚和典の人間ロマン【6・9運命の日】

長嶋監督と篠塚和典の、「気が共振した!」

   「ここぞという時に、長嶋監督は篠塚和典にその場を託した。

    ここぞという時に、篠塚和典は長嶋監督の信頼に応えた。」


言葉はなくとも、彼たちは互いに「心の気」のテレパシーを飛ばした。

彼たちの間には、言葉で表現できないほどの、「信頼の尊さ」があったのだ。

気の世界では、これは、「正気」に属する。


≪気のキャッチボール≫

長嶋監督は、ここぞという時に、篠塚和典にボールを投げた。

篠塚和典は、これを受けとめて、長嶋監督に返した。

まさに、これは≪正気のキャッチボール≫というものだ!


本当に、感動しますよね、心打たれますよね。

だから、この試合は、ドラマチックだった、って、私は言うわけなんですよ。

まったく、≪名打者は心をも打つ!≫とはこのことだ!


まさに、ここぞという時に、ここぞという一撃、これが≪心気が成せる技≫なのです。


長嶋監督と篠塚和典の人間ロマンの物語を、こころで噛みしめよう!

長嶋監督と篠塚和典、彼たちの≪心気のキャッチボール≫は、

何もこの時が初めてではありません。

実はこの2方には、長年にわたっての≪心と心のつながり≫、

≪人と人の深い絆≫があったのです。

彼たちはお互いに引退するまで、一時も人間の心、人間の絆を忘れることなく、

球のキャッチボールならぬ、気のキャッチボールを投げ続けたのです。

まったく、あきれて口がふさがらないほど、シンプルで、太陽みたいな男たちだ!


この2冊の本、ぜひとも取り寄せて読んでほしい。

そして、こころで噛みしめて読んでごらん、私のあきれるほどの感動の気持ちがわかるから。


篠塚和典・著―「ミスターがくれた19年」 ―ベースボールマガジン社(p188~189)

長嶋茂雄・著―「ありがとう!シノ/名人・篠塚利夫」 ―恒文社発行
※のちに改名-篠塚和典

篠塚和典物語⑪へ続く・・・

あんどうよしみ

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