なぜ、今の世の中に「心の病」が多いのか?
それは、言うまでもないでしょう、
「こころの渇き」、「こころの飢え」が、心の病の主な原因なんです。
私たち、人間は「からだ」と「こころ」で構成されている。
当たり前なことだ!と、あなたは言うかもしれない。
しかし、現代人は、こんな当たり前なことがわからなくなっているのだ。
自然の形、自然の働き、「当たり前の尊さ」を知ることだ。
太陽は今もなお、東にのぼり、西に沈む。
こんな簡単な動き、こんなシンプルな動きを、太陽は何年もそうして動いている。
その「お陰さま」で、私たちは太陽の恩恵を受けて生きている。
そんな太陽は、単純で、芸がない、バカなやつなんでしょうか?
私は、あきれて口がふさがらないほど、太陽ってやつに、本当に感動させられるのだ。
あなた「天の高さ」知ってますか?
あなたは知ってますか?太陽の高さ?
太陽の高さ、これが、「天の高さ」なのだ。
見上げれば、私たちの頭の上には天の一面。
そんな天の高さに、私たち人間は届いたと言えるのでしょうか?
「こころ」って、いったい何が食べたいのかな?
私たち人間は、「心を癒す」といって、美しいものを見て、きれいな音楽を聞いて、
おいしい物を食べて、柔らかい物をさわって、いいにおい嗅いで、こころが感動する、
感激する、気持ちがいい、と言っているが、
では、これだけ物が豊かになっても、なぜ、人間のこころが病むのか?
言うまでもない、それは、こころが食べたいもの、こころが見たいもの、こころが聞きたいもの、
こころが触りたいもの、こころが嗅ぎたいもの、こころが求めているものではないからなんです。
体が住む世界と、心が住んでいる世界は違うのだ。
体の「五感」が求めているものを、あなたがどんなに満たしてあげても、それは体のこと。
心が求めているを、与えてあげないと、心は満たされないのです。
心が満たされなければ、これが「こころの渇き」、「こころの飢え」なのだ。
心の病は、そうして起きるのです。
気の世界では、「気が共振する」という原理がある。
≪正気は正気と共振する≫、≪邪気は邪気と共振する≫。
互いに気が共振すると、盛んに気が循環し、パワーアップするのです。
「類はともを呼ぶ」ってよく言うでしょう、それみたいなものなんですね。
昨日も言いました、「長嶋監督と篠塚和典の気が共振した!」の話。
1993年6月9日、金沢野球場で行われた巨人・ヤクルト戦にて、
伊藤投手×篠塚選手のエピソードもおもしろいが、それは、表舞台の側面だ。
しかし、「気功心法」実践者の私には、何よりもおもしろかったのは、その裏舞台側にある、
人間のロマンの物語だ!
こころが食べたいもの、それは「人間のロマン」だ!
こころが求めているもの、こころが食べたいもの、
それは紛れもなく「人間のロマン」だと私は思う。
篠塚さんが心身ともに≪ピンチだ!≫という時、時間がないと焦っていた彼に、
私が彼に刺激したのは、「人間ロマン」の物語だ!
これも「気功心法」のテクニックの一つです。
気功心法のファンにも、楽しんで頂きたいと思い、篠塚物語を書いたわけであります。
では、気功心法の立場からみれば、「長嶋監督と篠塚和典の気が共振した!」とは、
どんなことなのか、どんな意味なのか、それはまた明日・・・
篠塚和典物語⑩へ続く・・・
あんどうよしみ
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