生きながら心が地獄を味わう、これが「生き地獄」なのだ!
私は、人の生前の行いが悪いと、死んでから「地獄」ゆき、そう思っていた。
しかし、私は死んでからではなく、生きながらに人の心は天国をつくり地獄をつくる
ということを体験した。
1995年、私はこの体験を「気功心法」というタイトルで本に収めました。
そして日本文化出版社で出させて頂きました。
本は売り切れてずいぶん前に絶版となり、残念ながら再版の予定はありません。
最近、インターネットで中古書店の販売のおかげで、この「気功心法の本」が再燃し、
私のもとに読者のお手紙が届き、今でも枕もとに置かれ愛読されているようで本当に光栄です。
有難うございました!
また、先日、体調を崩され、ずいぶん前に買った「気功心法」を読み返してくれている読者から
メッセージが届きましたので、ここで私のメッセージを送りたいと思います。
お役に立てれば幸いです。
「病気しても、病人になるな!」
もし、あなたが重い病気なら、この言葉を自分に言い聞かせてあげてください。
「病気」は体の病、「病人」は心の病なんです。
これが、病気で苦しんでいる人たちへの「心法」です!
病気はしているが、病気を≪苦に思うな≫、という心がけです。
苦に思ってしまうと、これが病人になってしまう、ということです。
なかなか治らない病気は、長期戦だと思えばいい。
なぜなら、なかなか治らない病気なんですから、焦っては心まで蝕ばまれるからだ。
じっくりその病気と付き合えば、養生の方法の糸口が見つかります。
痛みは体で感じるもの、苦しみは心で感じるものです。
体を養生して免疫力を高めれば、血行の循環もよくなり、痛みも抑えられます。
心が苦に思わなければ苦は消える。
苦も痛もなければ、季節の作物を日々の食事に取りいれて、おいしく感じて味わおう。
季節のお花を部屋に飾って、「おまえはきれいだね」と声をかけて気を共振しょう。
晴れた日は、外に出てウォーキングをしましょう。
雨の日は、音楽を聞いて、心をはずませよう。
ひと呼吸、ひと呼吸を感じて、生きているそんな自分を好きになり喜びを感じとろう。
病は止まない。
やまいは、やまないものです。
一つ病気が治って、また次の病気がやってくる。
病気は、よくなって、悪くなって、当たり前なんです。
≪病気の完治≫ではない、大切なのは≪元気を取り入れることだ≫。
私は、「黄斑変性症」の病気を患い、今年で26年になる。今だ再発していない。
この病気は、「完治」しないから通院して検査で様子をみる必要がある、
そう医者に言われたが、私は通院していない。
なぜなら、一時的に病気がよくなっても、また再発すると言われたからだ。
そうであるならば、検査は治療ではない、養生がポイントとなる。
病気の「完治」、それは私の問題ではない、私に必要なのは、いかに私が元気であるだ。
お釈迦様が言った、人は「生死病老の苦」から逃れられない。
そうであるならば、それを「苦」に思ってもしょうがない。
そうだとすれば、なおさらのこと、今という「ひと呼吸」を味わって喜びにした。
私はこれを実践しました。
そうするとどうでしょう、私は26年間一度も寝込んだことがないのです。
あんどうよしみ
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