2010年11月15日月曜日

■心は天国をつくり地獄をつくる

気功心法の言葉―「心は、天国をつくり、地獄をつくる。」

生きながら心が地獄を味わう、これが「生き地獄」なのだ!

私は、人の生前の行いが悪いと、死んでから「地獄」ゆき、そう思っていた。

しかし、私は死んでからではなく、生きながらに人の心は天国をつくり地獄をつくる

ということを体験した。


1995年、私はこの体験を「気功心法」というタイトルで本に収めました。

そして日本文化出版社で出させて頂きました。

本は売り切れてずいぶん前に絶版となり、残念ながら再版の予定はありません。

最近、インターネットで中古書店の販売のおかげで、この「気功心法の本」が再燃し、

私のもとに読者のお手紙が届き、今でも枕もとに置かれ愛読されているようで本当に光栄です。

有難うございました!


また、先日、体調を崩され、ずいぶん前に買った「気功心法」を読み返してくれている読者から

メッセージが届きましたので、ここで私のメッセージを送りたいと思います。

お役に立てれば幸いです。


「病気しても、病人になるな!」

もし、あなたが重い病気なら、この言葉を自分に言い聞かせてあげてください。

「病気」は体の病、「病人」は心の病なんです。

これが、病気で苦しんでいる人たちへの「心法」です!

病気はしているが、病気を≪苦に思うな≫、という心がけです。

苦に思ってしまうと、これが病人になってしまう、ということです。

なかなか治らない病気は、長期戦だと思えばいい。

なぜなら、なかなか治らない病気なんですから、焦っては心まで蝕ばまれるからだ。

じっくりその病気と付き合えば、養生の方法の糸口が見つかります。


痛みは体で感じるもの、苦しみは心で感じるものです。

体を養生して免疫力を高めれば、血行の循環もよくなり、痛みも抑えられます。

心が苦に思わなければ苦は消える。

苦も痛もなければ、季節の作物を日々の食事に取りいれて、おいしく感じて味わおう。

季節のお花を部屋に飾って、「おまえはきれいだね」と声をかけて気を共振しょう。

晴れた日は、外に出てウォーキングをしましょう。

雨の日は、音楽を聞いて、心をはずませよう。

ひと呼吸、ひと呼吸を感じて、生きているそんな自分を好きになり喜びを感じとろう。


病は止まない。

やまいは、やまないものです。

一つ病気が治って、また次の病気がやってくる。

病気は、よくなって、悪くなって、当たり前なんです。


≪病気の完治≫ではない、大切なのは≪元気を取り入れることだ≫。

私は、「黄斑変性症」の病気を患い、今年で26年になる。今だ再発していない。

この病気は、「完治」しないから通院して検査で様子をみる必要がある、

そう医者に言われたが、私は通院していない。

なぜなら、一時的に病気がよくなっても、また再発すると言われたからだ。

そうであるならば、検査は治療ではない、養生がポイントとなる。

病気の「完治」、それは私の問題ではない、私に必要なのは、いかに私が元気であるだ。


お釈迦様が言った、人は「生死病老の苦」から逃れられない。

そうであるならば、それを「苦」に思ってもしょうがない。

そうだとすれば、なおさらのこと、今という「ひと呼吸」を味わって喜びにした。

私はこれを実践しました。

そうするとどうでしょう、私は26年間一度も寝込んだことがないのです。

                                       
あんどうよしみ

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