2010年12月2日木曜日

■気功心法、神気のわざ-篠塚和典物語⑪

篠塚さんが≪円環体の中心に立っていた≫

あの時、篠塚さんは、2度、打席を外した。

3度目に彼がバッターボックスに立った、その時です、

彼が構えた瞬間、「円環体」が出来たのだ!


もちろん、彼はその円環体の中心に身をおいていた。

私は目が丸くなって、それを見張った。

そうすると、一撃で、ボールが一直線にライト・スタンドへ飛んでいった……


で、サヨナラホームラン~となったわけなんですよ。

私は開いた口がふさがらなかった。


サヨナラホームランは、偶然ではない!

ホームランは偶然ではなかった!

だって、背筋がぞっとするほど、「神気」がみなぎっていた。

つまり、「円環体」とはそういうものなんです。

野球に興味がなかった私でも興奮した。

それ以来、私は野球はおもしろいと思うようになり、興味を持つようになった。


「神気」がみなぎり、鋭い眼力の光、軽快な身。

私は野球のことがよくわからない、でも、私は気功心法実践家ですから、

「心気」がよめるのです。

バッターボックスに立った時の篠塚さん、彼が構えた瞬間、「それ、来た!」と、

私は一瞬にして円環体の予感をするやいなや、円環体がまわりだしたのだ。

人の心がもつパワー、これが「心気」ですが、心気がみなぎるとそれが

「神気」を感じさせるのです。


人に「神気」がみなぎると、目が鋭くなって、まるで「第3の目」が光っているように見えるのです。

これを「鋭い眼力」という。

そして、こころよいまでに、身体が軽くなり、すばやい動作が取れるようになる。

カンフー映画でよくみかける、仙人のような身軽な動きのこと。

私の教室の生徒さんなら、私が言おうとするこのことがわかるでしょう。

これは≪心気≫が成せるわざなんです。

だから、サヨナラホームランは、偶然ではなかったのです。


武道を行く方なら、≪円環の中心に身をおく≫、このことがわかる。

そう言うと、何かと霊魂やら怪奇的な事柄を言われがちですが、そうじゃないんです!

武道をやっている方なら、理解して頂けると思いますが、

誰でも「心と体のバランス」を鍛錬すれば、「神気」という境地に達することができるのですね。


心と体が完璧な状態で一つになると、そこに肉眼では見えないが、自分の心身を囲む、

バリアのような、気の「円環」ができる。

その円環の中にいることを、≪円環の中心に身をおく≫、と言うのです。


「円環の中心」に身をおくと、何が起きるかって?何ができるかって?

それはまた明日の楽しみにしましょう!

篠塚和典物語⑫へ続く・・・

あんどうよしみ

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