2010年12月14日火曜日

■邪気もパワーだ、でも「円環体」はできない-篠塚和典物語⑲

「気は共振する」、ゆえに気は気を呼ぶ、


正気は正気を呼び、邪気は邪気を呼ぶ。


気が集まれば、これが気のパワーだ!


邪気は攻撃性に富み、ゆえに足先が速い。


正気は守護性に富み、ゆえに足元が固まる。


「円環体」は正気に満ち、ゆえに最高の守戦法とされる。


読者からこんな質問がありましたね、

気がみなぎってくるとリラックスして潜在能力が引き出されるのでしょうか?


「気」が体内で充実すれば元気になる。

勿論です、中国医学的な解釈では、基本的に気がみなぎると血行がよくなり、

体が軽くなって元気になるという。


病気している人は、免疫力が高まり回復に向かう。

妊娠したい人は、妊娠しやすい体になる。

あなたの体が健康体であれば、体力も脳力も高まるので、

潜在能力も引き出されやすいということになるでしょう。

スポーツや武術を向上したい人は体力が必要ですね、

成績を向上したい人は脳力が必要ですね。

また、体力や脳力が強ければ、それだけ病気にかかりにくく、若くもいられるね。


「邪気」は勢いがいい、でも、自爆する性質をもつ。

ただし、「心の動き」が悪いと、潜在能力が引き出しにくくなる。

たとえ気がみなぎって潜在能力が引き出されたつもりでも、幸福にはなれない。


気は気でも、「邪気」がたくさん集まれば、パワーは出る。

「気は共振する」原理から、邪気はいずれ邪気の仲間をよぶから、

闘争になって災いを招くからです。


それだけじゃない、「邪気」は勢いが強いので、持続性がないという欠点をもつ。

ですから、勝ったつもりでも、放っておけば、いずれ勝手に消える現象をもつ、

これを「自爆」という。


「6・9」の日、篠塚さんの「円環体」は、闘争心のある時にはできません。


「円環体」は、正気がみなぎった時にできると言われています。


心と体の相互作用。

心と体はつながっている、互いに影響し合うという相互作用をもっている。

体に気が充満し元気であれば、心もそれだけ楽になれる。

逆に、風邪を引いて頭やのどが痛ければ、それだけ心もゆううつになる。

心と体のコンディションは、互いに影響し合って、原因となり結果となる、

これが心と体の「相互作用」です。


「心の動き」が悪いと、心は元気になれない。

しかし、「気」が充実しただけで、「心」が必ずしも元気になれるとは限らない。

「心の動き」が悪かったら、心は元気にはなれない。


イライラ・カリカリ・クヨクヨ・メソメソ・・・、このような心の動きは、心を病気にさせる。

また、うらむ心、にくいと思う心、不満足に思う心、つらいと思う心、妬み嫉みの心・・・なども、

「心の動き」の機能を悪くさせるのです。


自我が強くてもよくない、自分を見失ってもよくない、自信過剰もよくない、

自信なさすぎてもよくない・・・と、まぁこんな感じですね。


では、どのように、心の動きの強弱を調節すればいいのか?

あれこれ考えても心労するだけだから、とりあえず、平常心にするのが基本ですね。

篠塚和典物語⑳へ続く・・・

あんどうよしみ

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