2010年12月3日金曜日

■エネルギー体、これが「円環体」-篠塚和典物語⑫

どんなコースに投げられても、打ち返せたのだ!

古代より最高の守戦法とされてきた。


篠塚さんが≪円環体の中心に立っていた≫

なぜ、篠塚さんに円環体ができたのか、私なりにいろいろ考えてみました。


 これは私だけの解釈ですが、相手があの天才の伊藤投手だから、

篠塚さんの≪心気が一点に集中≫され、

その結果としてあの「円環体」が出来たのかもしれない。


まるで、目にみえない「気体」でできている、バリアの「円環体」。

円環体は、エネルギーのかたまりでできている「気体」です。

大きな≪エネルギー、ドーナツ≫みたいに、その人のまわりを囲む。

目には見えないから表現に苦しいのだが、命のかたまりみたいで、生きてるって感じ。

生きてるから、その人のまわりを、ぐるぐると動きまわり出す感じなんです。


で、その中に、篠塚さんがバットを構えていたということです。

それで、伊藤投手が投げてきた高速ボールを打っちゃったってわけですよ!

今でも鮮明に感じるから、あのエネルギー体のパワーって、いったい何なんだろうね。


「円環体」は、しばしば武道の世界で見られることが多い。

柔道や空手・・・、カンフー映画やサムライの映画・・・。


人間の心気がみなぎって、最高潮に達した時にできるらしい。

そうすると、四方八方囲まれたまわりのものを、次々と跳ね倒すのだ、

だから、「四方八方率いる」、と言われている。

古代中国の戦法としてよく使われてきました。


円環体とは、輪環体、トーラス、とも言う。

ドーナツ、指輪みたいな≪ワの形≫をなすもの。

その円環の中心に身をおくと、人は四方八方の「気」を

自分に取り込むことが出来ると言われている。

つまり、その円環に入れば、あちらこちら、どんな方向から攻められても

打ち返せるということです。


私は、1995年に出版した「気功心法」の本にも書きましたが、

彼は平常心そのものでバッターボックスにに立った。

その時、篠塚選手は円環の中心に身を置いていたのである。

だから、「無窮の変化」に対応できた。

つまり、どんなコースに投げられても、打ち返せたのだ。

セ・リーグ記録を塗りかえるような最高のピッチングをしていたヤクルト・伊藤投手も、

このような篠塚選手を抑え込むことは出来なかった。
篠塚和典物語⑬へ続く・・・

あんどうよしみ

0 件のコメント:

コメントを投稿